研修の検討について
ー いつ頃から新入社員研修（技術研修）についてのご検討を開始されましたか？
技術研修自体は、技術会社である以上、毎年必ず新入社員研修に盛り込もうと考えています。そのような中で年末には上司との話を進めていました。
ー 技術職の方と総合職の方が合同で研修を実施するにあたって、気をつけたことはありましたか。またどの層をターゲットとしていましたか？
ターゲットは、総合職の文系出身の全くの未経験者です。もともとリスキルテクノロジーに送り込んで研修を実施しようと考えていたのは技術側の責任者でした。
しかし、その時点から、総合職の底上げが重要とも考えていました。技術会社の営業として客先に行く以上「僕、何も知らない」だとスタートラインにも立てません。
まずは１回、ざっとりでも全部学んだという気持ち的な自信を与えたいと考えていました。また、今すぐでなくても、2年後、3年後に「あの時そういえばこういう話していたな」と繋がっていければ良いなと考えていました。
ー 貴社のような技術会社の場合、社内研修も可能かと思います。それにも関らず外部に研修を委託したのはなぜですか？
教えることはプロがやらないと伝わらないからです。目的にもよると思いますが、体系的に各々のレベルに合わせて指導するということは簡単なことではありません。そのためプロに教えてもらおうと考えました。
また、教えてもらうにしても、実績がある会社を選びました。どういう状況でお願いするのか、内容の変更もあるかもしれないという、土壇場になるまで分からない部分はあるので、その方が安心だと考えました。何かあったときの対応力を考えると、講師だけではなく事務局や担当者を含めた組織の信頼も選ぶ側としての重要度は大きいです。
研修を終えて
ー 実際に研修を実施してみていかがでしたか？
満足といったところです。
研修はただ実施して終わりではなく、その時の状況もしっかりととらえていて、今後の課題についてきちんと認識して動けるかどうかも重要だと思います。そういった面で、受講生だけでなく人事としても満足でした。
また昨年は、急に研修が決定したこともあり、打ち合わせや講師との意思疎通が不十分でした。そのために課題も残りました。
一方で今回は、きちんと打ち合わせをして、レベル設定の確認をした後は、手離れも良く、率直に言って楽でした。毎日作成する訓練日誌のおかげで「新入社員はいつも何をやっているのだろう」といった状態にならなかった点も良かったです。
また、研修費用は決して安いものではないため、社内でもどういった研修を実施しているのかと声が上がることは多々あります。そういった際にフィードバックができる材料が揃ったという面でも、他社と比較して優れているのではないかと思います。
ー 研修期間中、見学にもお越しいただきましたが、研修環境はいかがでしたか？
リスキルテクノロジーの会場で研修を実施することで新入社員の意識も上がったのではないかと思います。他の受講生も別教室で集中して研修を受けている。そういった環境の中で研修を受けることで刺激も受けたのではないでしょうか。また、新入社員も環境には満足していたのではないかと思います。
ー 最後に、リスキルテクノロジーへ一言お願いいたします
良い研修をするためには、いつまでに何を準備しなければいけないのか、スケジューリングをはっきり提示してくれることが安心感にも繋がりました。結果として納得した研修が実施できたという意味では、すごくクリアになったように感じています。
研修初日、新入社員は「すごく面白いです」と言って帰ってきてくれました。面白いという反応だけでは困りますが、とても充実感を持って研修を受けているというのが伝わってきました。実際に、講師の方の評価もほぼ全員「５」だったように、研修後のアンケートにも現れていました。日程も講師も環境も、満足だったように思います。
「研修を選ぶのにも、技術部門・人事部門で真剣に話しあい、時間も費用もコストをかけているんだよ」といった話も新入社員にはしていたのですが（笑）、きちんとした研修を受けられたことで、会社からの期待を感じてもらえたのではないかと思います。引き続き、いい研修をよろしくお願いします。
