省略のルール

省略のルール

From:リナックスアカデミー 高坂一城
新宿本校にて

kohsaka

前回、
間違えやすいHTMLのタグの読み方、
について書きました。

なぜ読み間違えやすいのか?

これは、タグの表記が
英単語を省略した形になっている、
ことが要因の一つです。

そこで今回は、
この英単語の省略形について
書きたいと思います。

一見、
無造作に省略しているように見えますが、
実はあるルールに基づいて省略されています。

なぜ省略するのか?

そもそも、
なぜ英単語を省略するのでしょうか?

それは、
全てを綴ると文字数が長くなるので、
短く簡潔に表現するためです。

歴史的な背景をみてみましょう。

インターネットやファックスが発達する前、
通信にはテレックスというものが
使用されていました。

テレックスの料金は文字数に比例します

文字数が少ないほうが料金が安い、
ということで省略形が使われていました。

テレックが一般的でなくなった今では
見やすさや覚えやすさのために
省略形を使うことが多いです。

省略系のルール

では早速、省略形のルールについて
見ていきたいと思います。

ルール1:
頭文字あるいは先頭の数文字で表現する

<a href=…>は、このルールに該当します。

「a href」は
「Anchor Hypertext REFerence」の省略形です。

このルールは、HTMLだけではなく、
一般的によく使われています。

例えば、銀行の「ATM」。

これは、
「Automated Teller Machine」
の省略形です。

ルール2
母音を消して表現する ※先頭の母音は消さない

<img src=…>は、このルールに該当します。

「img src」は
「IMaGe SouRCe」の省略形です。

大文字の部分(子音)だけで構成されています。
(先頭のIは省略しない)

英語を発音するときに、
母音よりも子音が単語の音を出します。

そのため、母音を消した綴りでも
単語が分かるという発想から生まれました。

また、このルールはIT系でよく
使われています。

例えば、
電子メールを送信する際のルールに
SMTPというルールがあります。

そのルールにおいて、
宛先を指定するコマンドとして
「RCPT」というコマンドがあります。

「RCPT」とは「ReCeiPT」の省略形で
「受取り」という意味です。

何でも省略すればいいわけではない

今回は、英単語の省略ルールについて
書いてきましたが、
何でもかんでも省略すればいい、
というものではありません。

省略することで、
全く意味をなさないものもあります。

省略形は、意味が通じる範囲で
適切に使うようにしてください。

ただ、こうしたルールを知ることが、
HTMLだけではなく、
IT業界で多用される、いわゆる「略語」を
理解する手がかりになると思います。

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