トータル的に開発に携われる パッケージベンダーの魅力とは?

トータル的に開発に携われる パッケージベンダーの魅力とは?

From: リナックスアカデミー 松田航
新宿本校にて、、、

IT未経験の方には、
どのような企業に就職・転職して
どのように活躍したいかを試案されている方が多くいらっしゃいます。

IT系企業と言えども
企業によっては扱う業種はさまざま。

一般的な企業と同じように
IT系企業にも取り扱う内容により業種があります。

IT活用シーンの多様化により、
その種類は年々増えて来ているのが現状。

今回は数ある業種の中から…

「パッケージベンダー」

…についてご紹介しましょう。

パッケージベンダーとは?
パッケージシステムの開発・運用が主な業務

パッケージベンダーとは
パッケージシステムを開発・販売する企業を意味します。

パッケージシステムとは
特定の業種や業務で汎用的に使用可能な
アプリケーションのこと。

家電量販店の店頭などで見かける
会計ソフトやはがき作成ソフトなど
一般的なユーザーに使用されるものから…

企業の営業担当が売り込むような
数百万円以上する業務用途で使用するソフトまで、
世の中には多種多様なパッケージシステムが存在します。

業務用途のパッケージシステムとしては、
人事、会計など企業業務に必要な機能を
統合管理するERP(統合業務パッケージ)が有名。

他にも特定の業務に特化した…

・タクシー配送管理システム
・浄化槽管理システム
・介護支援システム
・ホテルフロント支援システム

…など、数え上げるとキリがありません。

パッケージシステムは
汎用的に使用できるように開発されているシステムです。

ですので、そのまま使用する場合は
オリジナルのシステム開発をオーダーするよりは安価に導入できます。

しかし、
導入企業の希望により、
機能をカスタマイズする場合にはカスタマイズ費用が必要。

店頭で販売しているような
ツール系パッケージシステムは
カスタマイズできない事が多いですが、
企業向けのパッケージシステムはカスタマイズするケースがほとんど。

カスタマイズ費用が発生するとしても
オリジナルでソフトを作成するよりは安い費用での開発が可能です。

また、パッケージシステムという
ベースとなるシステムがあらかじめ出来上がっている為、
開発期間を短縮でき、短期間で導入できるというメリットもあります。

デメリットとしては、
ある程度決められた機能しかないので、
ユーザーがパッケージシステムに合わせないといけないケースがあったり、
パッケージの改修・保守は開発元ベンダーに依存せざるを得ないという点です。

幅広い業務内容が特徴
開発だけでなくネットワークやサポート業務も

あなたがパッケージ開発を行っている
IT系企業で働くことになったとしましょう。

主な業務内容はパッケージシステムの
カスタマイズやバージョンアップに関する事がメインとなります。

企業業務で使用するパッケージシステムの場合、
カスタマイズしないでパッケージシステムを導入する例はほとんどありません。

どのような業務でも
その企業独特の運用方法があり、
ユーザーからのカスタマイズ要望があれば対応する必要があります。

また、パッケージシステムを使用しているユーザーから…

「こういう点を改良してほしい」

「こんな機能が欲しい」

…と、基本機能に関する改良要望が多くあった場合には、
次のバージョンアップの際の改良点として修正対応を行います。

パッケージベンダーにもよりますが
年1回の定期バージョンアップを行っている企業もあり、
そのような企業では毎年、次期バージョンに向けての開発が発生します。

また、
パッケージベンダーに必要とされるIT技術者は
プログラマやシステムエンジニアだけではありません。

ベンダーによっては
自社でデータセンターを保有、
または契約データセンターでサーバーを管理している企業も。

そのようなベンダーの場合
ネットワーク設定もパッケージベンダーが行う為、
ネットワーク技術者が活躍できる場があるのです。

そしてもう一つ大切なのは
販売したパッケージシステムに対するサポート業務。

ほとんどのパッケージベンダーの場合は
サポート専用の部署を設けていますが、
小規模ベンダーの場合は開発者が兼務するケースもあります。

ユーザーの声には耳を澄ませてください。

サポートで挙がる声を通じて次の機能改良に繋がり、
新しいオプション機能として販売するチャンスも発生するのです。

パッケージベンダーの技術者に求められるもの
仕様把握とコミュニケーション能力は必須

パッケージ開発技術者として
求められるスキルは多々あります。

まずは自社が開発している
パッケージシステムの仕様を把握すること。
パッケージ開発技術者になった場合、これが最優先事項です。

ERPなどといった
大規模なパッケージシステムの場合は…

まずは会計、次に原価管理、人事、営業管理…

…と、徐々にマスターしてゆかないと、
なかなか難しいのも現状。

それでもできるだけ
まずは仕様を把握しないといけないという理由としては、
自社が開発しているシステムの仕様を知らないと
ユーザーと話ができない為です。

パッケージベンダーは
最初はパッケージシステムのカスタマイズ業務が主業務であっても、
後々キャリアアップしてゆくに従って、ユーザーと話をする機会が多い業種。

見込み営業と言って、
システムを導入してくれる可能性のある企業に
営業担当と同行して技術的な質疑応答を行う機会もあります。

その時に…

「いや~、その機能はまだよく知らないのですよ」

…というのでは、ビジネスチャンスを逃してしまいます。

実際には、もし不明な点があっても…

「持ち帰って調査の後、ご返答させて頂きます」

…という対応で多くのユーザーは納得してくださいますが…

できればその場で返答して、
ユーザーに対する心象を良くしておきたいところです。

そしてもうひとつ必要なのがコミュニケーション能力。

先ほどの話でも、
ユーザーと話す機会が多いという事を述べましたが…

見込み営業以外にもユーザーと機能改修の話をしたり、
サポートの為に現地に赴いてユーザーと相談しながら対応したりと、
ユーザーとコミュニケーションをとりながら業務を遂行することが多いです。

他にも、
新しいパッケージを開発した時や、
システムをバージョンアップした時には、
プレスリリースイベントやバージョンアップ内容の説明会をする企業もあります。

そういったイベントがあるのも
パッケージベンダーならではの特徴で、
イベント会場に行ってユーザーからの技術的な質疑応答を行ったり、
バージョンアップ内容のプレゼンテーションを行ったりするケースもあります。

もちろん、入社当初から
いきなりそのような業務を行うケースは少ないですが、
ゆくゆくはそのような業務を行う事があるということを覚えておいてください。

独特の苦労点もある業種だが
パッケージ開発技術者ならではの醍醐味も!

パッケージベンダーにも独特の苦労はあります。

パッケージシステムの特徴として
短期間での導入が可能という点が挙げられますが…

カスタマイズ要望によっては、
大幅にプログラム修正を改修しないといけない場合もあるのです。

既にベースが出来上がっているシステムですので
改修することによって他のプログラムに影響が出ないかなど、
パッケージシステムとしての影響調査や確認に時間がかかるケースも。

既にバランスが取れているシステムに対し
そのバランスを変えようとしてカスタマイズする訳ですから
細心の注意をしつつ、カスタマイズ対応を行わなければなりません。

また、法改正などがあった場合の対応も必要です。

最近の話で言えば、
消費税の段階的導入が発表された時点で
それに対応可能なシステム変更を行う必要がありました。

あるERPベンダーの話によると…

法改正対応は月々のサポート費用で対応しているが、
さすがに今回の段階的導入は影響範囲が大きすぎたので
今回に限っては、若干費用を頂戴した上でご対応させてもらった。

…という例も。

法改正の内容にもよりますが、
出来る限り柔軟にカスタマイズできる様な
パッケージシステムを設計するという工夫も必要です。

他にもユーザー別に
どのようなカスタマイズを行ったかを管理する必要も。

ユーザー毎に導入システムの
バージョン管理やカスタマイズ内容の管理を行い…

万一システムに不具合が発生した際には、
該当ユーザーに不具合修正を行う必要があるか、
影響度はどれくらいかを判断した上で対応を行わなければなりません。

さまざまな苦労点があるとは言え、
パッケージベンダーにおける開発業務には、
そういった苦労を払拭できる程の醍醐味があります。

それは、上流工程から下流工程まで一貫して開発に携われる点。

開発工程やテスト工程のみを下請けする業務ではなく…

・ユーザー折衝
・要件定義
・設計、開発、テスト
・リリース
・運用サポート

…と、一連の開発の流れを経験できる点は技術者にとって大きな経験。

そして長年対応すればするほど
パッケージ仕様に精通し、経験ユーザー数も増えるため…

新しくシステムを導入するユーザーに対しては、
業務コンサルタント的な視点からさまざまなアドバイスをすることも可能。

「トータル的にシステム開発に携わりたい!」

「ゆくゆくは業務コンサルティングに挑戦したい!」

…という方には、パッケージベンダーはオススメです。

もちろん、
パッケージベンダーでなければ
上流から下流までの開発業務に携われない、
コンサルタントになれないという訳ではありません。

チャンスというものは自分で掴むものです。

しかし残念ながら、
ある程度環境に左右されてしまうというのも現状。

IT技術を身に着けた後、
どのような技術者になりたいか、
どのようなキャリアパスを描いてゆくか…

将来的な事も検討して就・転職活動を行い、
あなたが活躍したい企業(環境)において、
あなたの「なりたい!やりたい!」が可能なのかどうかを見極めてください。

あなたが描く未来が叶えられることを
最優先にして行動しましょう。

 

リナックスアカデミー
松田

 

PS

未経験者の方は…

「まずはIT技術者になる!」

…という想いが強いのが実状なのですが…

「どんな技術者になりたいか?」

今のうちから、
そのことを自問自答するようにしてください。

未経験だから
わからないことも多いと思われますが、

当校ではあなたの…

「なりたい!」

…をサポートする個別ガイダンスを随時受け付けています。

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