エンジニアのための時間管理術

エンジニアのための時間管理術

From: 松田航
新宿本校にて

「今日、あなたはなんの仕事をしましたか?」

この質問に明確に答えられるエンジニアは幸いです。

新人エンジニアや新しい職場に入ったばかりのエンジニア、もしくはフリーでやっているエンジニアは割ときちんと答えられるでしょう。

しかし、企業に長くいればいるほど、本来やるべき仕事から遠く離れたことに時間を使ってしまいがちです。時間管理術を身につけると、仕事の効率が格段にあがります。

本来やるべき業務ができていない

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設計だったり、コーディングだったりすると思いますが、あなたが本来するべき仕事がほとんどできていない日が多くあるはずです。とくに最近では、1日2時間も生産的な時間が取れていないという感想を持ったエンジニアが急増しています。

本当の力から言えば、3時間で終わるような機能追加が、異常なほど時間が取られ、3日経っても終わらないというようなことがあるはずです。

これには、主に二つの理由があります。

大きく時間を取られることが沢山ある

これは会議や顧客への訪問などです。

会議を至上命題と捉えている会社員は多いもので、会議が多ければ多いほど、その分生産に使える仕事が減っていきます。

これは仕方ない部分もあり、会議がないと進まない場合もあるのですが、時間は制限すべきですし、最低でも区切るべきです。いらなくなった人は随時リリースするなど。

大きい時間がまるごとドカっと取られていると、そこに至るまでの時間もなかなか集中できません。集中しても、すぐに会議があるとわかっているからです。

ですから、会議の数は少なく or まとめてやる。

そして、会議自体も時間を少なくしても、目的に沿ったものにしましょう。

時間節約のアイディアは沢山あり、例えば、立って会議をするなど。弊社では実行していますが、会議の時間が20-30%ほど減ります。

短い時間のロスが沢山ある

とはいえ、なかなかどうして大きい時間のロスは減らしにくい物です。とくにあなたが上の立場でもなければ、、、まず意見するのは難しいでしょう。

それは仕方がないことです。階層社会にいる訳ですから、上司の命令にはある程度従うべきです。(そのために会社組織があるわけですし)

では誰しもが解決できる問題はというと、短い時間のロスをなくすということです。短い時間というのはそれこそ、3分や1分、30秒といった極短い時間です。

実はこの時間がかなり大事なのです。

なぜか? 

人間は一度切れた集中力を戻すのに、ものすごい時間と体力を必要とするからです。

一度集中状態に入ったら、その状態をなるべく維持する努力をしなければいけません。プロの将棋を見ていればわかりますが、誰も音を立てようとしません。音を立てる対局者は全般的に嫌われます。

それくらいノイズなどの集中力を妨げるものはアウトとみなされるのです。

その中でも特に対処が必要はのは、下記の3つです。

時間泥棒その1メール

メールというか、メッセージといった方が正確でしょうか?

SlackでもChatworkでもスカイプでも構いませんが、なんらかのメッセージです。メッセージが来るたびに、アラートを発信して、それを読みにいっている人がいますが、あれほど非効率なことはありません。

アラートなんて全部切りましょう!

通知はすべてオフ。

そして、読む時間を限界まで制限しましょう。例えば、メールは1日に3回も見れば十分です。とにかく見ない。

見るときはそれようの時間をあらかじめスケジュールに追加しておく。それくらい、見ない。その時間以外は見ないという固い意志をもってください。

もっとも大きな時間のロスがこれです。

確かに人付き合い的には厳しくなるかもしれませんが、生産性は10倍くらいになります。一週間でいいので試してみてください。(本当に)

また、当然ですが仕事中にSNSにアクセスするとかもNGの極みです。同様の理由で。

時間泥棒その2 電話

これはできる人だけやってください。できない人もいるでしょう。

しかし、電話から極力離れるという考えは持っておいて損はないです。電話の近くにいて、いいことはないです。

当たり前ですが、かかって来たらとらなくてはいけないのですから。

対顧客の部署では電話がもっとも大事なものなので、必ず、一瞬でも早く取るべきです。

しかし、エンジニアは違います。エンジニアの存在目的はプロダクトを作ることです。内戦の電話や顧客からのマニュアルに書いていあるようなサポートのために存在するわけではありません。まして、営業の電話をうけるのなどは論外です。

とにかく電話から逃げましょう。(逃げられるなら)

※ 顧客サポート部隊に属しているのに、逃げるとかは職務怠慢なのでやめましょうね。

時間泥棒その3 話かけらる

話しかけられるのはエンジニアの常です。他のエンジニアからだったり、営業さんからだったり、PMからだったりしますが、とにかく常に話しかけられます。IT企業以外でエンジニアをやっている人ほどそれを理解しているでしょう。

なぜなら彼らは他の人の時間や集中力を大事なリソースだと思っていないからです。

ではどうするべきか?

まずは、話しかけるなオーラを出しましょう。いえ、不機嫌そうにしろというわけではなく、イヤホンをして、画面にのめり込むように仕事をしましょう。それだけで、話しかけてくる人の数は激減します。びっくりするほど。

イヤホンは極力大きい物。イヤホンよりはヘッドホンの方が良いです。

そしてちなみに、コーディングをしながら、音楽を聴くのは止めましょう。明らかに集中力を切らします。マルチタスクは、人間には向いていません。

音楽はOFF。見せかけだけのヘッドホンを装着しましょう。

つづいて、打ち合わせの時間を決めてもらう。

5分でも10分でも打ち合わせの時間を決めてもらう習慣を持ちましょう。

ちなみに60%くらいの質問は時自分で解決できるものだったりします。調べるのが面倒だから聞いたりですとか、自分で考えるのが億劫だから聞いたりですとか、責任を一緒に追ってねという意味での質問が大体です。

なので、これだけで質問が4割くらいは減ります。なぜって、会議を設定するよりは自分で考えた方が楽だからです。

時間が倍増する

これだけで、今までの2倍は集中の時間が取れるようになります。そうすれば生産性があがりますし、バグを直すのも、顧客からの希望機能を作ることもできます。結局社内全体にとってはいいことだらけです。

性格悪くなれ、というわけではなく、自分の集中力を最大限生かすためにはどうすればいいのかを意識しましょうという話です。

これがなかなか難しいという人は、自分がどこに時間を使っているか、測ってみることをおすすめします。かなりの危機感を覚えて改善の方向に向かおうと思い出すはずです。きっと!

時間というリソース、あなたは大事に扱えていますか?

松田

PS

ちなみに、だからこそ、自分もそれをするのをやめましょうね。
相手の集中が切れたときを見計らって、話しかけたり、依頼をしたりしましょう。

PPS

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